【シリーズ】直腸がん術後の後遺症:低位前方切除後症候群(LARS)
2022.08.11
低位前方切除後症候群(LARS)
低位前方切除症候群(Low anterior resection syndrome: LARS)とは、直腸がんなどで直腸の一部または全部を切除し、直腸の低い位置で結腸と吻合した後に患者さんが抱える症状や問題のことです。
- ● 便の回数、回数が多い
- ● 便の塊状化(数時間の間に何度も排便がある)
- ● 便の失禁
- ● 1日または2日以上便が出ず、別の日に多数の排便がある
- ● ガスが増える
すべての患者さんがすべての症状を経験するわけではありません。患者さん一人ひとりが異なります。患者さんによっては、時間とともに症状が消失する方もいらっしゃいますし、症状が続く方もいらっしゃいます。
【LARS:シリーズ1】低位前方切除後症候群(LARS)とは
【LARS:シリーズ2】低位前方切除後症候群(LARS)は術後後遺症のひとつです
【LARS:シリーズ3】低位前方切除後症候群(LARS)のスキンケア
【LARS:シリーズ4】低位前方切除後症候群(LARS)に対するお薬