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[最終更新日 : 2023年2月18日]

SCRUM-JAPAN

“一人ひとりの患者さんに、より良い治療を受けていただくために”

近年、がんの原因となるさまざまな遺伝子変化が明らかになってきています。がんの遺伝子変化に基づいて、適した治療薬の投与を検討できる時代になりました。

一方で、がんの原因となる遺伝子変化の中には、患者さん全体の1%程度しか見つからない希少な遺伝子変化もあり、適切な治療薬を患者さんに届けるためには、こうしたがんの遺伝子変化を見つける必要があります。

SCRUM-Japanでは、新しく開発された検査技術を用いて、希少な遺伝子変化を含む、がんの原因となる複数の遺伝子変化を同時に調べ、個々の患者さんに適切な治療法の選択や登録可能な新しいお薬の治験を調べます。実際、SCRUM-Japanに参加することで、新薬の治験に登録できた患者さんもいらっしゃいます。

当センターで実施している治験はこちら

SCRUM-JAPANとは

  • 新薬開発を目指した大規模なゲノムスクリーニングコンソーシアムです。
  • 十分な規制面への対応と詳細な臨床情報を集積しています。
  • 新薬へのがん患者アクセスの向上を図ります。
  • 国立がん研究センター、企業、参加施設代表者による公平な運営を行なっています。
  • 臨床ゲノム情報のリアルタイムでの共有、リアルワールドデータおよび前向きレジストリー登録を行なっています。

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広範な固形がんを対象に、がんの遺伝子変化を調べる産学連携プロジェクトです。(当センターは消化器癌のみが対象となります。)目的は、根治的な手術が適応とならない方に血液を用いたがんの遺伝子スクリーニング(遺伝子の検査をして、目的の遺伝子変化を見つける事)を行い、がん遺伝子のタイプに合ったより良い治療薬を見つけることです。参加には条件があり、全ての方が参加できるわけではありません。遺伝子検査を行っても治療に結びつく結果がでないこともあります。予めご了承ください。

遺伝子の解析方法は、患者さんへの負担が少ない血液を用いた遺伝子解析技術(リキッドバイオプシー)を導入しています。腸内細菌はがんの発生や薬剤の有効性との関係が示唆されており、個人の腸内細菌叢の(経時的)解析できます。

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