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先輩インタビュー

[最終更新日 : 2023年2月5日]

住本 知子

Satoko Sumimoto

平成27年〜2年間 大阪南医療センター 初期研修医
平成29日〜1年間 大阪大学医学部附属病院 消化器外科 後期研修医
平成30年~3年間 後期研修医(外科レジデント)として勤務
現在 大阪大学大学院医学系研究科外科学講座 消化器外科学

私は他施設で2年間の初期研修を終え、大学病院で1年間消化器外科診療を学んだ後に3年
間、大阪急性期・総合医療センターで消化器外科レジデントとして診療に携わらせていた
だきました。

実際に手を動かして治療していく手技については、同期から一年遅れて始め
たようなもので最初は不安も強かったですが、症例数も多く、スタッフの先生方には丁寧
にご指導いただき、不足は埋めていくことができました。
当院当科では、数か月ごとに上部・下部・肝胆膵グループをローテートして各領域疾患に
ついて集中的に学ぶことができました。領域をまたぐ場合も他グループの先生方に気軽に
相談でき、習熟のための環境が整っています。また、他科との垣根も低く、内科的管理や
他外科処置についてもしっかり学ぶことができました。

そして、業務だけでなく、年に数回コンスタントに学会で発表できるような環境もととの
っており、レジデント時代に経験した症例で英文論文も投稿させていただきました。最初
は不安から始まったレジデント生活ですが、初めの貴重な3年を当院で学べたことは今後
の外科人生で大きな糧になると思っています。

『忙しい病院』だといわれていますし、その通りだとは思いますが、その分得られる学び
はとても大きい環境だと思います。『しっかりと外科を学びたい』方にぜひ当院での研修
をお勧めしたいです。

青山 修宇 (宋 修宇)

Shu Aoyama (Shu Song)

平成29年~5年間 初期研修医 & 後期研修医(外科レジデント)として勤務
現在 大阪大学大学院医学系研究科外科学講座 消化器外科学

当院で2年間の初期臨床研修および消化器外科での2年間の後期研修を経験いたしました。

当院では合計36診療科と大学病院に引けを取らない豊富な診療科があり、ハイレベルな診療を行っております。2年間の初期研修では豊富な症例を通して各科の最先端の診療を経験することができました。また、重症な患者様の診療や急変の場面で診療する機会が多く、どんな場面においても適切な初期対応ができる自信がつきました。

私はもともとは別の診療科を志望していましたが、初期臨床研修で消化器外科をローテートした際に、消化器外科手術のダイナミックさ、解剖学的面白さに夢中になり、消化器外科を志望し、当院での後期研修を選択しました。
当院は国指定の「地域がん診療連携拠点病院」であり、豊富な悪性疾患の症例を経験することができます。上部消化管・下部消化管・肝胆膵の各グループに分かれての研修になりますが、指導医の先生方に恵まれ、身に余るほどの執刀の機会を頂きました。併存症を多く持つ患者様も多く、術前・術後管理においても自信がつきました。
また、胆石、虫垂炎、鼠径ヘルニアといった良性疾患においても多くの症例があり、一人立ちして手術をすることを求められました。
最新の臨床試験や治験にも数多く参加しており、世界最先端の癌診療を患者様を通して学ぶことができました。

学術活動に関しても熱心に指導して頂き、2年間で10件以上の学会発表を行いました。

仕事はしんどい場面も多かったですが、医師・消化器外科医のスタートの大事な時期にかけがえのない経験をすることができたと自負しております。

消化器外科医を志望する皆さん、当院で消化器外科医として最高のスタートを切りましょう!

南 壮一郎

Soichiro Minami

平成27年~5年間 初期研修医 & 後期研修医(外科レジデント)として勤務
現在 大阪大学大学院医学系研究科外科学講座 消化器外科学

大阪急性期・総合医療センターで初期研修2年間と外科レジデントとして後期研修を3年間過ごしました。当院は36診療科、病床数865床と大きく、一般的な疾患から他科と共観しながら治療を行わなければならない他院では治療困難な疾患など初期研修で数多くの症例を経験することができました。研修生活は忙しく、しんどい時期もありますが、初期研修医も他病院に比べて多く、楽しくお互いに励まし合い・切磋琢磨しながら充実した研修生活を過ごすことができました。そういった研修生活で外科ローテート中に、日々忙しいながらも、一生懸命患者と向き合いながら働き、熱心に後輩指導する先輩方の姿を見て、当院で後期研修を行うことにしました。当院は外科専門医取得に必要な消化器外科・小児外科・乳腺外科・呼吸器外科・心臓血管外科の全ての診療科があるため、症例数に困ることはありません。また、手術件数は多く、併存疾患が多く周術期管理が難しい症例経験もできるため日々緊張感を持ちながら学ぶことができました。当院で過ごした5年間は掛け替えがないものであり、部長含め外科スタッフ、他科の先生方、コメディカルの方々に支えられ、外科医としても人としても成長できる場所と思います。

外科医を志す先生、少しでも外科に興味がある先生はぜひ、当院での研修生活を経験して頂ければと思います。

杉本 智樹

Tomoki Sugimoto

平成27年~5年間 初期研修医 & 後期研修医(外科レジデント)として勤務
現在 大阪大学大学院医学系研究科外科学講座 消化器外科学

私は大学卒業後、当センターで初期・後期研修を5年間過ごしました。大変密度の濃い、充実した研修生活だったと思います。地域の中核病院として急性期から慢性期、幅広く様々な疾患を経験できる当施設はさながら大学病院のようでした。当初、多くの症例を経験したいと考え当センターを初期研修病院として選択しました。数多くの興味深い診療科の中でも消化器外科ローテート中に開腹、縫合などの手技を経験させていただいたことは非常に印象的でした。最終的に消化器疾患の奥深さ、解剖の美しさに心惹かれ、消化器外科医として引き続き当センターでの後期研修を希望しました。疾患として食道癌手術、膵癌手術など高難度手術を多く扱っているのはハイボリュームセンターの強みです。また鼠径ヘルニア、胆嚢結石症をはじめとする良性疾患の執刀も数多くさせていただき大変バランスの取れた施設だと思います。

ただ切除不能・再発、化学療法の継続困難のため緩和医療に移行される患者さんも残念ながら、少なからずいらっしゃいます。終末期の患者さんの診療に際しては非常に悩むことも多かったですし、その中で腫瘍外科医として今後の医療の発展に尽くしたいという気持ちも強くなりました。もちろん重症の患者さんも多く、大変な業務もありましたが、臨床医として成長を感じられる毎日であったと思います。医療従事者も多く気軽に相談できる雰囲気があり非常に居心地のよい環境でした。

やる気があり多くの症例を経験したい先生方におきましては、当センターでの研修を強くお勧めさせていただきます。是非一度気軽に見学にお越しいただければと思います。

池永 直樹

Naoki Ikenaga

平成27年~5年間 初期研修医 & 後期研修医(外科レジデント)として勤務
現在 大阪大学大学院医学系研究科外科学講座 消化器外科学
当院で2年間の研修を経て、3年間消化器外科レジデントとして勤務しました。癌ができ、食事を摂ることができなくなってしまった患者さんが笑顔で帰っていく姿にやりがいを感じ、消化器外科の道を選択しました。
当院では豊富な症例がどっからともなく集まるシステムとなっており、多岐にわたる手術、病棟での想定外なことを経験し、人間的にもどっしりと構えられるようになるかと思います。と同時に空いた時間には全力で遊ぶ専門性も育むことができ、ジェネラリストな外科医を目指すのには良い環境ですので頑張っていきましょう。