[最終更新日 : 2021年2月9日]
嚢胞性膵疾患
膵管内乳頭粘液性腫瘍 (IPMN: Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm)、膵粘液性嚢胞 (MCN: Mucinous Cystic Neoplasm)など癌のリスクのあるものについては、CT、超音波内視鏡、内視鏡的逆行性膵胆管造影などの画像検査、必要に応じて細胞診などを行い、手術の必要性や術式を検討します。ただちに手術が必要とならない場合にも必要に応じて外来で経過観察し、悪性化を見逃さないようにしています。
膵・胆管合流異常症
長期的には胆道がんをきたす可能性が通常の10倍くらい高いことが知られています。胆管拡張を伴う場合 (先天性胆道拡張症として診断されることも多い)、膵液と胆汁の流れを分離する分流手術 (肝外胆管切除+胆管空腸吻合)が必要と考えられています (胆管拡張を伴わない場合には胆嚢摘出術のみを行うこともあります)。