image-cover

胃がんに対する化学療法とバイオマーカー

[最終更新日 : 2025年7月16日]

胃がんに対する化学療法とバイオマーカー

ステージIVの胃がんや再発した胃がんに対する標準治療は化学療法です。図に示すように非常にたくさんの化学療法の種類があります。そのなかから、患者さんに適した薬剤(より効果が期待されるもの)を選ぶことが重要であり、そのうえで重要な組織検査として、バイオマーカー検査(表)が、化学療法実施前に実施されることが推奨されています。(バイオマーカー陽性であれば、表の薬剤が選択可能です)

バイオマーカー結果に基づいて薬剤が決定されますが、病院外の検査機関に提出するため、結果が出るまでに時間がかかってしまうことが少なくありません。しかし、当院では病理部と連携のもと、これらのバイオマーカー検査が院内で測定可能であるため、短期間で結果を知ることができます

少しでも早く化学療法を開始したい患者さんにとって、効果が期待される薬剤をできる限り迅速に選択することができる診療体制を当院では整えています。

胃がんバイオマーカー検査と使用する化学療法薬剤