【英語論文】賀川義規医師が共同著者の英語論文が掲載されました
2023.10.21
タイトルは、「Phase III trial of short-course radiotherapy followed by CAPOXIRI versus CAPOX in locally advanced rectal cancer: the ENSEMBLE trial」
日本における直腸がんに対するTNTの第III相試験のプロトコール論文です。
ESMO GI ONCOLOGYの創刊号に掲載されました。
我々は、日本のエビデンスの創出をしています。
本臨床試験は、「日経メディカル」や「がんなび」でも紹介されています。また、jRCT (jRCTs031220342)やClinicaltrials.gov(NCT05646511)でも情報公開されています。ご確認ください。
https://www.esmogastro.org/article/S2949-8198(23)00003-1/fulltext
ハイライト
- 局所進行直腸がん治療における2つの重要な関心事は、直腸切除を回避することによる生存期間の延長とQoLの維持である。
- 短期放射線治療後の地固め化学療法である3剤併用レジメンと2剤併用レジメンを比較した前向き第III相臨床研究はない。
- この ランダム化第III相試験は 短期放射線治療後のCAPOXIRIと CAPOXの優越性を検証することを目的としている。
- 主要評価項目は、intention-to-treat 集団における臓器温存を含めた無病生存期間である。
- マルチオミクスデータを用いたトランスレーショナルリサーチとディープラーニングによるNOM予測因子の確立も計画している。