【国内学会】賀川義規医師が第35回日本内視鏡外科学会総会で発表しました。
2022.12.10

演題名は、「ロボット支援下直腸癌におけるピンクパットの有用性の検証」
賀川義規医師が第35回日本内視鏡外科学会総会で発表しました。![[共同] 澤田 孝宏 (大阪急性期・総合医療センター看護部) 井上 彬 (大阪急性期・総合医療センター) 西沢 佑次郎 (大阪急性期・総合医療センター) 田出 奈津子 (大阪急性期・総合医療センター看護部) 弥武 美紀子 (大阪急性期・総合医療センター看護部) 小松 久晃 (大阪急性期・総合医療センター) 宮崎 安弘 (大阪急性期・総合医療センター) 友國 晃 (大阪急性期・総合医療センター) 本告 正明 (大阪急性期・総合医療センター) 岩瀬 和裕 (大阪急性期・総合医療センター) 藤谷 和正 (大阪急性期・総合医療センター) 【はじめに】ロボット支援下直腸癌手術は、砕石位かつ右下頭低位で手術をすることが多く、左下腿で下肢コンパートメント症候群を発症することがある。これは体幹のずれが起因していいると報告されており、ピンクパッドの有用性を手術室スタッフで検証した。 【方法と対象】ロ手術台にピンクパッド設置と非設置の状態で、手術室のスタッフが砕石位かつ右下頭低位となり、左右の下腿にかかる圧を接触圧力測定器で測定した。頭低位(20度)、右下(15度)の変化を比較した。骨盤の位置ずれについても測定した。 【結果】19名の手術室のメディカルスタッフが参加した。頭低位の圧の変化(平均±標準誤差)では、ピンクパッド設置時で、左下腿7.8±0.9 mmHg、右下腿6.9±1.1 mmHgであった。右下頭低位では、左下腿11.1±1.3 mmHg、右下腿5.9±1.1mmHgであった。一方、ピンクパッド非設置では、左下腿8.7±1.2mmHg、右下腿7.3±1.1mmHgであった。右下頭低位では、左下腿13.0±1.9mmHg、右下腿6.7±1.1mmHgであった。前後骨盤のずれは、ピンクパッド設置時で2.4±0.4cm、非設置時で5.0 ±0.8cmであった(P=0.002)。 【まとめ】意識下で測定であったが、右下頭低位では左下腿の圧が上昇していた。ピンクパッドの非設置では、設置した場合に比べて骨盤の位置ずれ発生していた。](https://osaka-gs.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/20221210-内視鏡外科学会-砕石位.jpg)

第35回日本内視鏡外科学会総会
The 35th Annual Meeting of the Japan Society for Endoscopic Surgery
【同時開催】
アジアロボット・内視鏡外科学会(ACRLS 2022)
Asian-Pacific Congress of Robotic Laparoscopic Surgery 2022
会場
ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋駅からあおなみ線で約30分
アクセス
会長
宇山 一朗(藤田医科大学 先端ロボット・内視鏡手術学講座)
メインテーマ
Create disruptive innovation! ハードルを踏み倒して進め!
主催事務局
藤田医科大学医学部 総合消化器外科学講座
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
運営準備室
日本コンベンションサービス株式会社
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル14階
Tel:03-3508-1214
E-mail: jses35@convention.co.jp