【大腸のおはなし24】大腸がん手術の合併症予防2 早期離床
2021.09.14
第24回 大腸がん手術の合併症予防2:早期離床
手術後であっても早期(術後1日目)からベッドから起き上がり、車椅子に乗る、歩行することで回復を促し、早期退院を目指していきます。
早期離床とは
術後1日目から歩行します。点滴や管がついていますが、離床をすすめます。
スタッフと一緒にまず座ってみて、深呼吸をしましょう。
大丈夫そうでしたら少し歩いてみます。
車椅子に移動するだけでも効果的です。
早期離床の効果
身体機能の維持だけでなく、創の回復を早める効果があります。
また、術後の肺炎を予防したり、下肢静脈血栓(エコノミー症候群)の予防効果もあります。
術後の癒着による腸閉塞の予防にもなりまます。
目標を持って
無理をせず、可能な範囲で継続的に行うことが大切です。
目標をもって取り組みましょう。
トイレまで自分で動く。朝、昼、夕と病棟を1周歩くなど!
早く元気になって退院しましょう!