【大腸のおはなし23】大腸がん手術の合併症予防1 術前呼吸リハビリ
2021.09.13
第23回 大腸がん手術の合併症予防1:術前呼吸リハビリ
術後肺炎は生命に関わる合併症です。術前リハビリで予防しましょう!
全身麻酔や安静に寝ていることで、肺が十分に膨らまなくなり、気道が閉塞しやすくなります。また、全身麻酔により気管チューブを 挿入することで、気管支に刺激を与え、痰がたまりやすくなります。 痰が貯留すると、細菌を繁殖させ、肺炎を起こす危険性も高くなります。高齢者や肥満者、喫煙者、呼吸器疾患を持つ方、栄養 状態が良くない方は、呼吸器合併症を起こしやすくなりますので術前リハビリが効果的です。
手術が決まったら、まず禁煙!
手術がきまったら禁煙しましょう。喫煙は術後肺炎、創傷治癒遅延のリスク因子です。
適度な運動
ウォーキングや家事など適度な運動に心がけましょう
深呼吸や口すぼめ呼吸の練習を
肺を大きく広げる練習をしましょう。無気肺を防ぐのにとても大切です。