【大腸のおはなし9】下剤について その2
2021.05.24
第9回 刺激性下剤について
便秘薬には大きく分けて刺激性下剤と緩下剤の2種類があります。緩下剤は適切な量を毎日使い、それでも効かないときに頓用で刺激性下剤を使うという使い方が基本になります。
今回は刺激性下剤について
主にセンナ、ダイオウを含んだ非常に強力な下剤ですが、習慣性や癖になることがあり、さらに毎日使っていると効きが弱くなってきます。また、便意が低下したり腸管メラノーシスを起こすこともあります。この薬の使い方の基本は必要な時に頓用で使うことです。たとえば、一時的に便秘になったとか、2~3日排便がないときに使うなどです。このような使い方をすれば癖にはならず、効果的です。